参照カウント型のメモリに対する，弱参照を扱うポインタ [詳細]

#include <pointer.h>

mist::__shared_memory__::shared_base< T >を継承しています。

Public 型
typedef size_t	size_type
	符号なしの整数を表す型．コンテナ内の要素数や，各要素を指定するときなどに利用し，内部的には size_t 型と同じ
typedef ptrdiff_t	difference_type
	符号付きの整数を表す型．コンテナ内の要素数や，各要素を指定するときなどに利用し，内部的には ptrdiff_t 型と同じ
typedef T	value_type
	内部データ型．T と同じ
typedef T *	pointer
	データ型のポインター型．data の場合，data * となる
typedef T &	reference
	データ型の参照．data の場合，data & となる
typedef const T &	const_reference
	データ型の const 参照．data の場合，const data & となる
typedef const T *	const_pointer
	データ型の const ポインター型．data の場合，const data * となる

Public メソッド
	weak_ptr ()
	未管理のポインタで初期化
	weak_ptr (shared_ptr< T > &p)
	共有メモリポインタの弱参照を用いて初期化する
	weak_ptr (const shared_ptr< T > &p)
	共有メモリポインタの弱参照を用いて初期化する
	weak_ptr (shared_array< T > &p)
	共有メモリ型の配列ポインタの弱参照を用いて初期化する
	weak_ptr (const shared_array< T > &p)
	共有メモリ型の配列ポインタの弱参照を用いて初期化する
	~weak_ptr ()
	弱参照の参照カウントを1減らす
const weak_ptr &	operator= (const weak_ptr &p)
	他の共有メモリポインタを代入する
const weak_ptr &	operator= (const shared_ptr< T > &p)
	他の共有メモリポインタを代入する
const weak_ptr &	operator= (const shared_array< T > &p)
	他の共有メモリ型の配列ポインタを代入する
reference	operator* ()
	ポインタが指す内容への参照を返す
const_reference	operator* () const
	ポインタが指す内容への参照を返す
pointer	operator-> ()
	ポインタが指す内容へのアクセスを行う
const_pointer	operator-> () const
	ポインタが指す内容へのアクセスを行う
reference	operator[] (difference_type index)
	配列の要素へのアクセスを行う
const_reference	operator[] (difference_type index) const
	配列の要素へのアクセスを行う
void	reset ()
	管理しているポインタの参照カウントを減らす
bool	operator== (const weak_ptr &p) const
	2つのポインタが同一かどうかを判定する
bool	operator!= (const weak_ptr &p) const
	2つのポインタが等しくないどうかを判定する
bool	operator< (const weak_ptr &p) const
	2つのポインタの < を判定する
bool	operator<= (const weak_ptr &p) const
	2つのポインタの <= を判定する
bool	operator> (const weak_ptr &p) const
	2つのポインタの > を判定する
bool	operator>= (const weak_ptr &p) const
	2つのポインタの >= を判定する
bool	operator== (const pointer &p) const
	2つのポインタが同一かどうかを判定する
bool	operator!= (const pointer &p) const
	2つのポインタが等しくないどうかを判定する
bool	operator< (const pointer &p) const
	2つのポインタの < を判定する
bool	operator<= (const pointer &p) const
	2つのポインタの <= を判定する
bool	operator> (const pointer &p) const
	2つのポインタの > を判定する
bool	operator>= (const pointer &p) const
	2つのポインタの >= を判定する

説明

template<class T>
class mist::weak_ptr< T >

参照カウント型のメモリに対する，弱参照を扱うポインタ

参照カウントが 0 にった際に，保持するポインタは NULL となる

注意: weak_ptr 自身は参照カウントを変化させない

 弱参照ポインタの使用例
{
mist::weak_ptr< std::string > a;
   
std::cout << a << std::endl;    // <- a はどこも参照していないので NULL  が入っている
   
{
    mist::shared_ptr< std::string > b = new std::string[ 2 ];
   
       a = b;    // b の弱参照を a に設定する
   
       std::cout << a << std::endl;    // <- a は b を参照しているので b の参照先が表示される
   
   } // <- ここで b に割り当てたメモリ領域がどこからも参照されなくなるため，メモリ領域が自動的に開放される
   
std::cout << a << std::endl;    // <- a が参照していた b はもう存在しないので， NULL が入っている

関数

template<class T>

const weak_ptr& mist::weak_ptr< T >::operator= ( const weak_ptr< T > & p )

inline

他の共有メモリポインタを代入する

注意: すでに管理しているポインタがある場合は，参照カウントを1減らす; その際に，どこからも参照されなくなったらメモリを開放する

template<class T>

const weak_ptr& mist::weak_ptr< T >::operator= ( const shared_ptr< T > & p )

inline

他の共有メモリポインタを代入する

注意: すでに管理しているポインタがある場合は，参照カウントを1減らす; その際に，どこからも参照されなくなったらメモリを開放する

template<class T>

const weak_ptr& mist::weak_ptr< T >::operator= ( const shared_array< T > & p )

inline

他の共有メモリ型の配列ポインタを代入する

注意: すでに管理しているポインタがある場合は，参照カウントを1減らす; その際に，どこからも参照されなくなったらメモリを開放する

template<class T>

void mist::weak_ptr< T >::reset ( )

inline

管理しているポインタの参照カウントを減らす

注意: どこからも参照されなくなったらメモリを開放する

このクラスの説明は次のファイルから生成されました:

pointer.h

Public 型

Public メソッド

説明

template<class T> class mist::weak_ptr< T >

関数

template<class T>
class mist::weak_ptr< T >